恒例となりつつある１年１度の大きめのキャパ＆バンドでのライヴ，今年の会場はできて間もないZepp Sendaiでした。仙台駅のすぐ近くで，とても遠征向きの会場でした（笑）。何しろ仙台のライヴというと，駐車場から出るだけで1〜2時間かかるグランディ21しか行ったことがなかったもので…。

今回，何の間違いか（って何の間違いでもないのですが）２列目のほぼ真ん中という席になったため，あまりメモが取れませんでした。以前，あんべさんがメモを取られるのを気にしているようなことをMCで話しているのを聞いて以来，なるべくこそこそと（苦笑）あんべさんに見つからないようにやっているのですが，さすがに今回はメモを取るには不向きの席でした。もっともその分、ライヴを楽しめたような気もしますが（笑）。

客入れの音楽はBeatlesでした。定刻を2分ほど過ぎて照明が落ち，流れてきたのは坂本九さんの「夜のしずく」でした。九さんバージョンは初めて聞きましたが、あんべバージョンとの歌詞の相違は想像以上でした。

1曲目はあんべバージョンの「夜のしずく」でした。後方にはテレキャスターとオベーションのアダマスがありましたが，あんべさんが抱えたのはシングルカッタウェイのエレアコ（メーカー不明）でした。バックは竹田さんのキーボードと松尾さんの生ギター。
2曲目は音楽旅団全員がステージ前方へ（キーボードの竹田さん、ドラムの大間さんはそれぞれアコーディオン、太鼓を持って）出てきて「星の旅」。ステージ前方，あんべさんの横にマイクが２本立っていて「何だろう？」と思っていたのですが，竹田さんと大間さん用だったことが判明しました。
「JALANの風」に収録されている「星の旅」はイントロと間奏にハンドクラップの音が入っていますが、そのハンドクラップのリズムで手拍子する人と４つ打ちする人がいて、客席の手拍子はぐしゃぐしゃになってました(^^;)。特筆すべきは間奏の松尾さんのギター・ソロ，（オフコース時代を含めて）今までに聴いた松尾さんのギター・ソロの中でも一番よかったです。「JALANの風」の後「どうもありがとう」と一言だけ言ってまた曲へ。

「風のモント」「イーハトーヴの風」と続き、やっと最初のMC。久しぶりの仙台でのライヴだそうで，客席にいつ以来か訊ねるあんべさん(^^;)。 「365日」のあとのMCでは，坂本九さんに「夜のしずく」を書いたときの話が出ました。（この辺はよく話される内容なので省略します。）
「JALANの風」で初収録された新曲「今あるすべて」のあと，短歌コンサートなどの話と共に最近メロディをつけた短歌が紹介されました。 「風を感じて」はちょっと久しぶりでしたが，やっぱりこの曲はピアノで聴きたい曲ですね。

次のMCで

　放送局のディレクターに「父はあんべさんを知ってますよ」と言われ聞いてみたら，以前イベントで乗せてもらったSLの運転士の方だった。とても親切にいろいろ教えてくれた人だった。実は子供の頃からSLが大好きで，運転士になりたかった。

アンコール1曲めは普段より低いキーで「ギフト」。3カポでG，つまりBbで弾いてましたが「ギフト」をこのキーでやるのを見るのは，多分私は初めてでした。そしてやっぱり外せない「しょうよう歌」。ここでついにテレキャスターを持つあんべさん。「ん，何の曲だろう？この流れで「一億の夜を越えて」はないよなぁ…」と思っていたら始まったのは予想外の「JALANの風」でした。「本編の「JALANの風」は生ギターだったよなぁ，あ，この後に何かエレキならではの曲をやるんだな」と思ってたらそのまま終了。結局，ギターを持ち替えた意図はよくわかりませんでした(^^;)。

ダブル・アンコールは開演時と同じようにステージ前方にマイクをセッティングし直して「星の旅」でした。本編での教訓を生かして，客席に手拍子の指導をしながら演奏する竹田さんと大間さんが微笑ましかったです(^^;)。

演奏曲目
1.夜のしずく　2.星の旅　3.JALANの風　4.風のモント　5.イーハトーヴの風　6.３６５日 7.今あるすべて 8.風を感じて 9.父母の夏 10.歌のある星に生まれて 11.ウエンズディ 12.少年の樹 13.遠野物語 14.ロングラン

アンコール
1.ギフト　2.しょうよう歌　3.JALANの風

ダブル・アンコール
1.星の旅